元同僚の友達2人が一日お試しデジタル・デトックス - Wikipediaを実行したらしい。
スマホの電源を一日中切って、築地市場に足を運んだそうだ。
当然ながら、Google MapもSuicaも使用できず、道を尋ねたり、電車の切符を手に入れて改札を通過したとのことだ。
2人の感想によれば、「非常に良かった」「またやってみたい」「日本人の親切さを実感した」「対話の重要性を再認識した」という印象だった。
デジタルデトックスを実践することによって、デジタルメディアによるストレスが軽減されたり、集中力が向上する可能性があるようだ。
私も以前からその興味を抱いており、ぜひ挑戦してみたいと思っている。
しかし、彼らのように一日中スマホをオフにして、完全にデジタルゼロは難しい。ちなみに彼ら2人は現在ニートだ。
まず、私の職業柄、WEBデザインの仕事にはPCが不可欠だ。
また、会社内のコミュニケーションツールはSlackやGoogle Meetsといったデジタルなツールを使用しており、平日の業務中はこれらを使う必要がある。
さらに、友達との予定が入っている日などに、連絡に気づかなかったら相手に迷惑もかかってしまう。
このブログを書くのにもPCを使っている。ブログを書き始めて2日目で終了の危機に立たされているではないか。
ここで、パラケルスス - Wikipediaの言葉を思い出した。
すべての物質は毒であり
毒で無いものは無い
容量が毒と薬を区別する
この言葉は、ドラマ「アンナチュラル」でも登場した。
この言葉の通り、水やビタミンですら、摂取する量によって体に好ましい効果が表れるのか、毒となるのかが決まる。過剰な摂取は毒となり得るのだ。
デジタルの世界も同じだ。実際、デジタルメディアからは多くの情報や利益が得られる。
SNSなどを通じて有益な情報を入手することもあるし、私の場合はデジタル技術を習得することで、現在の職業を得ることができた。
しかしながら、過度に使用しすぎれば、その恩恵が毒に変わることもあるだろう。パラケルススの言葉が指し示すように、バランスを保つことが重要である。
現在の私が改善したいと思っている課題は、無意識にスマホを手に取りSNSを閲覧してしまうこと、そして休日の午前中をほとんどSNSチェックで潰してしまうこと。
これらの癖を改善し、効果的な時間の使い方に変えていくことが私の目標だ。
私は比較的頻繁にインスタのストーリーズを投稿している。
しかしこれからは、その投稿を中止し、代わりにZINE - Wikipediaを制作することを考えている。具体的には、ストーリーズに写真をアップするのではなく、半年間の写真を一つのZINEにまとめるつもりだ。
私は以前からZINEに興味を持っており、このデジタルデトックスの機会を活かして、楽しく取り組むことができるのではないかと考えている。
バランスの良いデジタルデトックスをすることによって、人間の忘れていた機能・能力の開発、進化に向けての活用が広がり、小さなエネルギーを感じ取ることができるような気がする。
全てのことにおいてチャレンジは必要だが、無理は禁物。周りの理解を得ながら、デジタルを少しずつ切り離していく。